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※ 猛禽類の定点調査の様子 (sigma望遠ズームレンズ+キャノンEOS、コーワプロミナーのデジスコ仕様) カメラは苦手なのであまり詳しくないです・・・涙

仙台に移り住んでから大学の研究室にお世話になるまでの少しの間、前職の経験を生かせる職を見つけるまでの繋ぎとして、自然環境を専門に扱う建設コンサルタント会社で動植物生態調査業務を経験した。

2011年の東日本大震災の影響で、新しい道路の増設や送電線の新設といった建設需要が急激に高まり、それに伴い建設コンサルタントが受託する環境アセスメント調査の業務量も増加し、ある意味“建設バブル”状態になり、人手が全く足りていない状況だった。

15年以上前に動植物生態調査の業務をちょっとだけ経験したことがあったが、直ぐにでも人材が欲しいということであったので、自分が即戦力になるかは正直疑わしかったが、即採用され間髪入れず青森や岩手、福島へ泊りがけで動物の生態調査業務に。

猛禽類の調査業務は以前に経験済みであったり、趣味で鳥を観察していたので、猛禽類の定点調査業務をメインに、魚類水生昆虫、昆虫、両性爬虫類、哺乳類、植物と幅広く業務に携わった。

魚類調査ではタモ網、投網や定置網を。昆虫調査では捕虫網、ベイトトラップやライトトラップを。哺乳類調査ではシャーマントラップを使用したりと、動物調査の多くが罠を仕掛けたり、網で直接捕獲するといったものだった。

一方、両性爬虫類や猛禽類の営巣状況、哺乳類のフィールドサイン確認作業は、『踏査』って呼ばれて実際にフィールドを歩いて対象物を探すというものだった。

その『踏査』っていうものが結構大変で、体力や忍耐力が試され、多いときで1日に20キロ以上、数日間にもわたって集落、里山、山奥を歩いて調査する。

その頃の自分は、自身がALSだっていうことがまだ分かっていなかったが、すでに発症後半年以上は経過していた。

歩けないということではなかったけど、疲れやすかったり、歩くスピードが遅くて何回も置いてけぼりにされたりと、脚力にかなりの違和感を覚えながらも、もう無理矢理っていう感じで歩いていた。

でも踏査って、ハイキングや登山みたいなもんでしょ!、と思ったら大間違い!

もちろん整備された林道や獣道などを歩くこともあるが、特に猛禽類の営巣調査では、実際に巣を探索するんだけど、ワシタカの巣なんてそうそう人の目につくところに作られていないから、もう、道無き道、急斜面や断崖絶壁、過去に誰1人と入ったことのないような前人未踏の山奥を、縦横無尽にただひたすら、歩いて歩いて探しまくる!


踏査=サバイバル。



いつ滑落して遭難してもおかしくないし、いつツキノワグマなどの獣に襲撃されても不思議じゃない‥‥‥‥

そんな『踏査』を数多く経験している百戦錬磨のつわもので、日本の野鳥600種以上いるうち、550種近くの鳥を網羅し、あの魚くんならず、鳥くんとも面識がある、鳥類調査のカリスマ的存在の尊敬する大先輩から聞いた話がある。

カリスマ先輩のように長年にわったて物凄い距離と気の遠くなるような時間を踏査に費やしてると、噂には聞いていたけど、ヤッパリ出るらしい……Σ(゚д゚lll)



そう、白骨化した人間の骨や死体。


((((;゚Д゚)))))))


先輩は今まで数件遭遇したらしいが、そのうち1件は停めてあった車の中での、練炭か何かによる自殺体。

そんな緊迫した状況下でも、いっさい動揺もせず、冷静に対処できたんだって。先輩、もう慣れっこだね。

自分は踏査経験が浅かったので死体なんておろか、クマすらさえ遭遇したことがなかったけど、長年経験してるとそんなこわ〜〜いこともあるんだね。

もし自分だったら絶対に取り乱して、足がガクガクブルブルして、その場に立ち尽くし、しばらくは放心状態……


恐るべし、踏査。

恐るべし、カリスマ。

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※写真左上:津軽のオオタカ 写真左下: 大船渡のオオワシ 写真右:津軽のクマタカ