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つくづく『仙台』で良かったなあって思わされる。

仙台は東北の太平洋側に位置して、冬の時期も雪は降るって言ってもほとんど積もることもなく、たとえ積雪になったとしても2、3日もすれば何事もなかったかのように溶けて無くなってしまうし、最低気温もバカみたいに低くならない。また、夏季でもストーブが欲しくなる、青森などの"やませ"とまではさすがにいかないが、仙台の夏は夏でちょっと肌寒いくらいだったりもする。寒がりで暑がりなしょうもない自分の体質には、仙台の気候が非常に良くマッチしている。

寒暖の差が激しいもはや砂漠の気候に近いコロラド、冬は−40度になりありとあらゆるものが凍り付く極寒の地モンタナ、夏は全てのものがドロドロに溶けてしまうくらい異常な熱さの埼玉と千葉、冬季でも湿度がサウナみたいに高く息苦しく、あらゆるものを紫外線でボロボロにしてしまう日射が殺人的な石垣島、季節が極端で冬と夏しかなく、梅雨の長さと雨の降り方が常軌を逸したクレイジー熊本、と今まで色んなとこに住んできたが、結局生まれ育った仙台に落ち着いた。やっぱり仙台が一番住みやすい!


そんな温暖な気候の住みやすい"仙台"から国道48号線を山を駆け上がるように車を運転すると、お隣の山形県との県境にある「関山峠」あたりから道路の路肩に積雪が見られるようになり、峠を完全に下りきった山形県側は、仙台での今までが嘘だったみたいに、あたり一面“銀世界”になる。

それでも道路のアスファルト部分には積雪が全くない状態で走りやすいからいいが、路肩や民家の軒下にはやばいくらい雪が積もっている。除雪でどんどん積み重なっていったのかもしれないけど、多い所で3m以上ありそうな雪の壁が道路の両脇にそびえ立っている。仙台では到底ありえない光景。


自宅から車で一時間半前後の距離にあって、日本三大渓流の1つに数えられ、全長229kmで1都道府県のみを流れる河川としては国内最長の『最上川』沿いの、北村山郡大石田町も例外なく雪深かった。

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ここらへんは美味しい蕎麦の名産地となっており、14店もの手打ち蕎麦屋がある『大石田そば街道』の一角には、そばを美味しく食べた後の、食後のデザートにぴったりな甘味処もある。


それが豆腐屋さんが作る大石田団子の、横丁とうふ『最上川千本だんご』


あまりにも団子のほうが有名過ぎて、もともとは豆腐屋さんだって言うことをすっかり忘れてしまってたけど… 豆腐も団子に負けずとも劣らず美味しいとういことで評判らしい。

もう4、5回は団子を食べに来ているが、こんなに市街地から離れている割には、いっつも土日は大勢のお客さんで混雑しているくらいの盛況ぶりを見せている。

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お店の中には各種団子はもちろん、他にも厚揚げや湯豆腐もオーダーして食べれるテーブル席があり、屋敷の奥の方には購入した団子を熱いお茶と一緒にゆっくりと堪能できる、座敷もある。

2年ほど前に訪れた時はまだ、松葉つえで生活していたので、座敷でお団子を食べれていた記憶があるが、もう今では、車いすから一度降りてしまったら最後、二度と乗れないんじゃないかと思うくらい病状が悪化している。そういう事情もあり、ホントはゆっくりと座敷で食べたいところだけど、団子をお持ち帰り用に包んでもらって車の中で食べる事にした。

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お品書きの定番団子以外にも、何種類かの焼き団子や、季節限定品のスペシャルなお団子もあり、何を選んでいいか困っちゃうくらいバリエーションに富んでいる。

特に、イチゴが美味しいこの時期限定品の、トップ画像にもある『春いちごだんご』は、スライスされたイチゴと生クリームがあんこの団子にトッピングされており、もはや団子というよりかは創作スイーツ。イチゴとクリーム、そしてあんこの相性が抜群なんだろうなあ〜、絶妙な味わい間違いない!

でも、生クリームを使用しているため日持ちせず、店内お召し上がりのみでの提供となっていたため、悔しいけど、今回は諦めざる終えなかった。この次は絶対食べるけどねっ!

今回も飽きもせず、『ずんだだんご』とくるみが売り切れていたので『ごまだんご』、そしてこしあんのその上に可愛い模様がついた"さくらあん"が乗っかった、これは季節限定品の『さくらだんご』を購入した。

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季節限定品は別だけど、定番のだんごは一本120円~140円とかなりリーズナブルなお値段。

しかも、団子一本に使われている"あん"の量が半端じゃないくらい大量に付着しているので、残さずあんも全部平らげたら、お腹がパンパンになること必至!


仙台出身の自分のお気に入りは言うまでもなく、『ずんだだんご』。

肝心なお餅の部分も、"すぐに固くなってしまうからお早めに召し上がれ"、というだけに当然、モッチモチしてて美味しいが、何よりもその美味しいお餅の存在をかき消すかのようなインパクトがあるのが『ずんだあん』。

仙台で有名なずんだが、ここ山形の地でも食べれる事に驚いただけじゃなく、その味にもびっくりした。

うまいじゃなーいの!、と上から目線での
感想…笑

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子供の頃から慣れ親しんできた『ずんだ』は、お正月やお祝い事があると家庭でも普通に作ってしまうくらいであった。当時は、ミキサーやフードプロセッサーといった今ではあって当たり前なベンリーなキッチングッズを所有していなく、すり鉢で人力で枝豆をすり潰していたので、時々十分に潰れていない枝豆のコリッとした食感があって手作り感がもろに前面に出てしまってた。これぞ"家庭の味"。

そんなずんだまみれの仙台人の自分でも、『千本だんご』のずんだは食べ応えあるし、程よい甘さで、当たり前だけどちゃんと枝豆もすり潰されていて、なんとも言えない上品で繊細な味わい。

まあ、最上川の雪景色を見ながら食べたから、っていうのもあるかもしれないけど……


そば街道もあって、おいしい団子も食べれて、季節折々のフルーツも美味しい果樹王国だし、全ての市町村に温泉がある温泉大国だし、いいとこあげたらホントきりが無い……


もう、山形最高!


でも、住めって言われたらキッパリ、絶対無理!! 観光と移住は全く異なるものだって、石垣に住んでよ〜く身に染みて分かった……(T ^ T)


やっぱり、仙台の方が最高!! イエーイ!!


帰りに余った"あん"を有効利用するために、コンビニでバニラアイスを買って、お家であんをトッピングして美味しく食べた。トーストに塗りつけて食べても美味しいよ!


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