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先月の9日に新しい担当医の先生の診察を初めて受けてから、息苦しさがいつの間にか感じられなくなった。

冬の寒さからくる体調悪化も、あまり気にならなくなっている。


ブログに書く内容も、病院での診察を受けてからの約1ヶ月間、病気の事について書くことがなかった。

一応、闘病記ベースのブログになっているのに……

でも、それだけ、気持ちと体調が落ち着いているということだから、良いことだということに間違いはない。

幸にして、患者に寄り添う医者との出会いによって気持ちがすごく楽になり、今まで以上に前向きに考えて、行動するようになったと思う。

自分は一人じゃない、一人で難攻不落の城のビョーマと闘っているんじゃない、ドラクエみたいにチーム一丸となって運命を共にしているんだ!(チョット大袈裟だけど……)、と勝ってなポジティブシンキング。


どんな病気でもそうだと思うが、とりわけ自分が苦しめられている病気は、自分の『気』でどうにでもコントロール出来ると思っている。

ALSに罹患するかしないかも、それに至るまでの様々な要因があると思うが、最終的には全て自分に委ねられていたと、今になってそう思う。





劣悪な仕事環境、理不尽な人間関係などの自分を取り巻く生活環境、つまり『病気の元凶』は、病気になってしまう『スイッチ』のある部屋へと自分をいざなう。

どの病気の部屋へと誘導されるかは、人それぞれ。

自分は、うつ病などの精神的疾患や内臓の機能的疾患ではなく、たまたま『ALS』という神経変性疾患の部屋。

しかも、その部屋は、外からドアに施錠されていて、他の部屋とは様子が異なる。

部屋の中は、壁に『スイッチ』がある以外は何にもなく、真っ暗闇の中でそのスイッチが、煌々と橙色の光を放っている、“押せ”と言わんばかりに……

いま思うと、この不気味な『ALS』の部屋に誘われたのは、もしかしたら“たまたま”じゃなく、「必然」だったのかも。

睡眠中、全身が麻痺して目しか動かなくなる悪夢をよく見ていた。(ホントに金縛りにかかっていたのかもしれないけど…)

自殺願望もなかったと言ったら嘘になる。

潜在意識の中にそういうネガティブな思考があったから、こんな最悪のシナリオになってしまったのかも知れない。今更後悔のしようがないが……

だから、今の状態が"デジャブ"みたいに思うことがよくあり、この現実が、夢の中で展開しているんじゃないかとも思う事がしばしばある。


そして…


『ALS』のスイッチがある部屋へと迷い込んだ自分は、その部屋から扉を蹴破ってでも脱出することもできたし、誘惑に負けないで我慢してそのスイッチを押さないでいることもできたはずだったのに、最後は自分の"気"の弱さで、『ポチッ』とスイッチを押し込んでしまった。いや、押さざる終えなかった。しかも、一度押したら元に戻らないタイプのやつ。


そう、


最後は自分だった………


病は自分で作ってしまうもの。

『病は気から』って、120パーセント噓偽りない。

⬇︎こっちのスイッチは押しても病気にならないから、『ポチッ』とね!


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