今日は死ぬのにいい日だぁ🌀

〈tad公式ブログ〉明日の事はなーーんも考えず、今日1日を全力で生き抜く!

タグ:熊本大学

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子供のときから熱帯魚や爬虫類を飼育するのが大好きだった。自然の中で遊ぶのもそうだった。

高校まで仙台で暮らすが大学からは動物の生態を学ぶ為に単身アメリカへ留学。

コロラド州デンバーから北へ1時間ほど車で行ったところにある閑静な町、フォートコリンズにあるコロラド州立に入学、動物学と魚類生物学を、よせばいいのに欲張ってダブルメジャーで専攻。

すぐに、大自然で生物と向き合う事ができると思って、フライフィッシングを始めた。

とにかく色んなとこに釣りに行った。

数打てば大きいのが必ず釣れると思ってた。

夕方の時間帯のライズが起きるほんの1,2時間程度の為に、片道350キロを車で飛ばして、日帰りで行くことなんて当たり前の生活を送った。

その後、フライフィッシングの聖地のモンタナに移り住み、ボーズマンにあるモンタナ州立大学で魚類及び野生動物保護管理学を専攻しながら、今まで以上にフライフィッシング三昧の生活を。

釣りばっかやってたので、やっとの卒業。

日本に帰国するが、自分の経験を生かせる職と自分が望んでるワーキングスタイルが上手く噛み合わないと言う言い訳ばかりで、就職に相当な苦労をする。

まあ、自業自得だけど。
ダメダメ人間…

それでも 何とか環境アセスメント調査で動植物の生態調査業務に従事するも、満足いかずに奥多摩や苫小牧のビジターセンターで自然観察ガイドの経験を積む。

生計を立てるがため、取り敢えずは大学の時との専攻とは「動物」という以外は全く分野が異なるが、東京にて研究用哺乳類の飼育繁殖管理業務に携わる事に。

懲りもせず、アメリカまで行ってこんなんでいいのか俺? 野生動物とか自然を仕事にしたいんじゃないのか?、と自分の中で相当な葛藤があったけどね…

途中動植物生態調査の業務や自然観察ガイド業に携わるも…


気が付けば、南国好きになってて、大学時代の友人のつてで石垣島の大自然で、逮捕された高城沙耶じゃ無いけど、流行りのロハス?を目指して農業をやった。(実際そんなんじゃなかったけど・・・笑)

現実は全然甘くなく、経済的将来性を案じて石垣島の生活を断念。

結局、奥さんの実家がある熊本で動物管理業務に復帰。

業務委託で熊本の大学の医学部にある全国的に規模の大きな研究用動物施設で勤務する事になったが、劣悪な職場環境と人間関係に耐えられずALSを発症。

退職して仙台に戻る事にしたが、前職の経験を活かせる業種がなく途方にくれる。

そんな中、ダメ元で応募した大学の医学系研究科にある研究室で動物や細胞を使った臨床試験業務に従事する事に。

実務経験はほとんど無かったが、動物の扱いには誰よりも自信があったし、自分で言うのはなんだけど極小のフライを巻けるくらい手先が器用な方なので、究極な正確性が求められる採血や毒性試験などの薬効薬理評価の経験を重ねて、この仕事自分に合っている、楽しいと思えるようになった。

理解のある、良識のある、心優しい上司や先輩方、同僚に恵まれたのもすごく大きかった。

そして、初めて自分に向いてる天職だって思えた。

最後の最後で寄り道し過ぎたけどやっとわかった。自分がやれる事やるべき事って、自分はこうでありたいと願う「理想」とは違うんだ、って。

でも、もう遅いんだな。病魔がドンドン体を蝕んでるんだからねえ・・・・

もっと早く気付いてれば。

ライフワーク。そう簡単には見つからないし、生涯をかけて見つけるから「ライフ」って言うのかも。

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自分の病気の発症の原因は、熊本での実験動物飼育管理の委託を受けてる会社の、劣悪な職場環境と人間関係からくる異常なくらいの過度のストレス。心身ともに地獄のどん底だった在職中に、史上最悪で最恐の不治の難病、『ALS』を発症した。


2012年の1月に、委託先の大学の医学部の実験動物飼育施設での出勤途中に違和感を感じた。いつも健康のために階段で6階にある職場に、しかも2段飛ばしで走りながら登っていたのだが、その日は2段ずつ登ろうと思っても脚に力が入りにくかった。その頃ちょうど退職しようと毎日悩んでいたので、おそらく、気持ちが沈んでいて気力のなさが体力にも影響しているんだと、特に気にしなかった。

職場の人間関係が悪化の一途を辿る中、ストレス発散に始めたジョギングでも違和感を感じ始めた。普通にゆっくり走る分には問題なかったが、ダッシュしようと全力を出そうとしても、思ったようにスピードが出ない。この時も、気分が沈んでるから、くらいしか思わなかった。

週末には阿蘇にある俵山にトレイルランニングに出かけたが、両脚のふくらはぎの筋肉痛が治るのに1週間かかった。通常だったら遅くても、3日ないし4日で回復するのに一向に筋肉痛が治らない。


2012年3月に職場を退職し、晴れてストレスからも解放された。それに伴い、体の異変もあまり気にならなくなった。在職中には仕事が忙しすぎて、かつ会社ぐるみの理不尽な人間関係で悩みに悩んで、全くもって趣味のロードバイクや筋トレが出来なかったので、ここぞとばかりにジム通いで筋トレと毎日の25キロのサイクリングに励んだ。

筋トレでは、前はもっとバーベル挙げられたんだけどなあ、だいぶ筋肉落ちたんだ、くらいしか思わなかったが、筋肉の発達するスピードは遅く感じた。それでもある程度は筋肉はついた。


2012年4月頃、いつものサイクリングを終えて自宅に帰って来て、爪先立ちをしようと思ってもなんかイマイチやりにくいと思った。職場のストレスから解放された筈なのに、どうして?、もしかしたら何かの病気?と初めて疑った。けど、極端に歩きにくいとかいう感じではなかった。健康そのもの。


2012年5月には、仙台への引越しと就職の不安に襲われ、ストレスを感じるそのたんびに、体調が崩れ、足を引きずるかのような歩き方になった。わざとらしいくらい歩くのが遅かったので、事情を知らない周りの皆から笑われたり、苛つかれたりしたこともあった。

精神状態の善し悪しに連動して明らかに病状が変化。これだけは自信を持って言える…『ALSにストレスは致命的』。

ストレスや不安はALSの原因になるだけでなく、進行も加速させる傾向にあるので、くれぐれもストレスは溜めずに発散させることが大事。

また、適度な運動はストレス発散だけでなく、進行を食い止める効果もあるはず。


参考までに自分がストレスに感じる事は、就職活動、職場の人間関係、病院の診察と入院、車を運転中に遭遇するマナーの悪い車、家庭内でのトラブル。


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